「障害者情報アクセシビリティー・コミュニケーション施策推進法」成立における4団体声明

障害者が障害のない人と同じように情報を得られる社会を目指す
「障害者情報アクセシビリティー・コミュニケーション施策推進法」が19日、
衆院本会議で全会一致で可決成立しました。
障害者の情報へのアクセスに特化した法律です。
法案と付帯決議を添付します。
【条文】障害者情報コミュニケーション法案
障害者情報アクセシビリティ法案附帯決議

法律成立を受けて、コミュニケーション関係4団体は以下の声明を発表しました。
障害者情報アクセシビリティ・コミュニケーション施策推進法成立における4団体声明
※下にもございます

法案審議の詳細は以下のリンク先をご参照ください。
https://www.shugiin.go.jp/internet/itdb_gian.nsf/html/gian/menu.htm#06

新型コロナウイルス感染症・ワクチン等関連情報(声明・要望等も)

過去に掲載しました新型コロナウイルス感染症及びワクチン等に関する情報を集めて再度掲載いたします。
新しい順に掲載しております。

【厚生労働省】新型コロナウィルス関連及びワクチンについての聴覚障害者相談窓口について

「視聴覚障害者が新型コロナウイルスワクチン接種を円滑に受けられるための支援に関する要望」を出しました

防衛省へ「大規模接種センターでの新型コロナウイルスワクチン接種に関する要望」を提出しました

厚生労働省および日本医師会へ「新型コロナウイルスワクチン接種に関する要望」を出しました

日本医師会へ難聴者への配慮及び【耳マーク】設置を依頼しました。

コンビニエンスストアにレジにおける配慮を依頼しました。

新型コロナウイルスに関する要望 その2(声明)を出しました

新型コロナウイルスに関する要望(声明)を出しました

IFHOH(国際難聴者連盟)より新型コロナウイルスに関する声明が出ました

新型コロナウイルス感染症の発生を踏まえたイベント開催の取扱い等について

「新型コロナウイルス感染症についての相談・受診の目安」を踏まえた対応について

厚生労働省および日本医師会へ「新型コロナウイルスワクチン接種に関する要望」を出しました

2月17日、厚生労働省および日本医師会へ、「新型コロナウイルスワクチン接種に関する要望」を提出いたしました。

厚生労働大臣
田村憲久 殿
公益社団法人 日本医師会
会長 中川俊男 殿

新型コロナウイルスワクチン接種に関する要望

2021年2月17日

一般社団法人
全日本難聴者・中途失聴者団体連合会
理事長 新谷友良

 私たち全日本難聴者・中途失聴者団体連合会は、聞こえない・聞こえに困っている人のために、交流の場、学びの場を提供し、互いに支え合う社会の実現を目指して「聞こえ」の様々な問題を社会に向けて発信している全国の難聴者・中途失聴者団体の連合体です。新型コロナウイルス感染拡大防止に向けての医療関係者の皆さまの昼夜を問わない対応について深い敬意を表します。
 2回目の緊急事態宣言の中、感染者数は減少傾向にあるものの医療機関の逼迫した状況が続いており、コロナ感染収束までまだまだ時間が掛かると考えられます。一方、新型コロナウイルスワクチン接種については、医療従事者等への接種が本日2月17日にも開始され、医療従事者等の後、高齢者、基礎疾患を有する方等へ順次接種が進められると伺っています。
 ワクチン接種の流れについて、「住民票を登録している自治体からの予防接種券の自宅送付⇒電話やインターネットでの接種の予約⇒指定接種会場での問診表の提出・医師による予診・接種・経過観察」と報道されていますが、多くの人が集まるなか、感染を避けながら円滑なワクチン接種を実行するのには、大変多くの課題があると感じられます。
 日本全国には1千万人を超える聴覚障害者がいますが、とくに私たち難聴者・中途失聴者は、ワクチン接種に係わる連絡・意思疎通が電話や口頭での説明など音声によって進められることに大変大きな不安を感じております。厚生労働省や医療関係者の皆さまには、ワクチン接種実施に当たっての準備に多忙を極められておられることとは思いますが、下記の点について格別のご配慮を頂きたく、文書でお願いする次第です。

【要望】
1.ワクチン接種の予約は、電話だけではなくFAX、パソコン、スマートホンによる予約を可能にしてください。
2.接種会場には「耳マーク」(下記)を設置し、行動に不安な難聴者・中途失聴者に筆談・コミュニケーションボードによるサポートを行ってください。
3.接種会場でのすべての音声案内・説明には、ホワイトボードやモニターを活用した字幕表示を行ってください。
4.問診・経過観察にあたっては、筆談・コミュニケーションボードを活用して、ワクチン接種を受ける人の理解を確認してください。
 
「耳マーク」
耳マーク

(連絡先)
一般社団法人 全日本難聴者・中途失聴者団体連合会
〒162-0066 東京都新宿区市谷台町14番5号 MSビル市ヶ谷台1階
FAX :03-3354-0046  TEL:03-3225-5600

新型コロナウイルスに関する要望(声明)を出しました

今回の新型コロナウイルス感染拡大に関して、全難聴は以下の通り声明を出しました。

令和2年3月25日

新型コロナウイルスに関する要望(声明)

一般社団法人
全日本難聴者・中途失聴者団体連合会

 今回の新型コロナウイルス感染拡大に関して、以下の対策を要望いたします。

1.相談窓口・保健所・医療機関等の連絡先には必ずFAX番号や、やり取り可能なEメールアドレスを記載すること

 緊急事態のときに繰り返されていることだが、今回も厚生労働省や各都道府県の新型コロナ受診相談窓口 (帰国者・接触者電話相談センター等)への連絡方法が依然として電話のみであり、FAX番号が載っていない。聴覚障害者の多くが電話を利用することに困難を抱えていることを理解し、相談窓口・保健所・医療機関の連絡先にFAX番号、Eメールアドレスを記載することを徹底いただきたい。

2.マスク着用時の筆談対応の徹底

 厚生労働省が発表している「咳エチケット」がマスクを着用することをウイルス感染予防の1番目に挙げているように、感染予防に最大限の努力をすべき今の段階で、正しくマスクを着用し新型コロナウイルスの感染を防止することは何をおいても優先しなければならない行動である。一方、聴覚障害者の多くは、人の表情・口元の動きを見て多くの情報をとって、コミュニケーションを図っており、相手の表情が隠れ、口元が見えないマスクの着用は大変大きなバリアとなる。とくに、病院での受診など正確なコミュニケーションが求められる場面では、マスクの着用で損なわれるコミュニケーションを筆談など他の方法で回復することが強く求められる。
利用者が筆談を求めた場合や利用者とのコミュニケーションに困難が感じられる場合には、筆談で対応することの徹底をお願いしたい。(写真:筆談対応を示す耳マーク)

3.意思疎通支援者へのマスクの提供

 コロナウイルス感染が拡大している状況でも意思疎通支援者(手話通訳者、要約筆記者等)は、利用者の要求によって様々な現場で、コミュニケーション支援に従事している。しかしながら、マスク購入が困難な状況の中、病院通訳を含め、意思疎通支援者は感染リスクの高い派遣現場でのマスク着用が不十分なままに通訳に従事している。一部自治体では、マスクと消毒液を医療機関・介護施設等に緊急提供することが報道されているが、意思疎通支援者に対しても行政責任において、マスク提供を行っていただきたい。

4.テレワーク、リモート学習などでのインターネット利用における音声情報への字幕付与の推進

 外出自粛の動きの中、テレワークのためのテレビ会議・電話会議、リモート学習などでのインターネット利用が拡大しているが、多くの音声情報に字幕を付与する環境が整っていない。
 音声認識技術の活用も含め、早急な字幕付与を推進頂きたい。

以上

IFHOH(国際難聴者連盟)より新型コロナウイルスに関する声明が出ました

3月23日、IFHOH(国際難聴者連盟)より出されました
新型コロナウイルスに関する声明をお知らせいたします。